人生何でも二刀流!

恥もせずに25年振りに剣道復帰。中年のボテ腹抱えてヨタヨタランニング。下手な競馬。痩せない言い訳ダイエット。いまさら自分の性格を持て余し、適応障害になるやら癌になるやら。自分に甘くとことんぬるい、人生に行き迷う私とあなたのブログです。

猫の大病と介護と葛藤

実家には飼い猫が二匹います(スコティッシュフォールドの姉妹)。どちらも12歳。

姉にあたる猫は寝耳。妹にあたる猫は立ち耳。どちらも短毛種です。

二匹の内、妹猫が『自らの血液を壊す病気』(免疫介在性溶血性貧血(IMHA) かな?)になり、動物病院へ入院治療も含め、治療中です。

 

 

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家では母が投薬をするのですが、餌に混ぜても食べず、それならと投薬補助剤に包むも自らは食べず、そのままではもちろん飲まず、無理矢理は激しい抵抗にあって母一人ではどうにも出来ず。私が一日一回の投薬時に、保定役として助っ人です。

猫の保定の仕方をネットで調べて、脳内保定とエア保定で事前訓練は完了。

母が投薬補助剤に薬を包み、シリンジに栄養補助液を充填。猫にエリザベス(カラー)を装着したら、いざ実行。

 

普段は大人しい猫で、引っ搔くことも噛み付くことも無いのですが、この時ばかりは激しい抵抗。栄養補助液の入ったシリンジの先を噛み壊すほどに。

妹猫の意思で口を開けるのではないし、身体の自由も奪われているし、素人の保定というのもあってかなり嫌なのでしょう。

偶発的に噛まれる恐れもあるため、口を開けた瞬間に薬を投げ入れて上手く行ったら完了。成功するまで繰り返し。投薬完了後は人間も猫もグッタリです。これが毎日。

ホントに良くなるのか、これは。と言っても信じるしかありません。

 

しかし何ですな。ヒトとヒトはもちろん、他の動物もヒトが関わると、死に時は自由にならないもんですな。

妹猫は、こんな思いをするならもういいよと思っているかもしれない。何も思っていないかもしれない。どうにか快方にむかうように手を尽くすのはエゴなのか。あるいは、猫のしたいように自然に任せるのがエゴなのか。

そして治療が長引けば長引くほど、治療費が馬鹿にならない。という現実。

姉妹猫の主は父ですが、とうに他界。こういう可能性があると父は思っていたのか、どうか。

 

仲が良かった姉妹猫ですが、姉猫は妹猫が病院から戻ると威嚇するようになりました。妹猫の入院を経てから、お互いに近付きもしません。

たった数日でも姉猫は妹猫を忘れたのか。妹猫から病院の匂いがするのか、薬の匂いがするのか。

あるいは他の、末期的な何かを感じるのか。

生きるとは、死ぬとは何ぞや。

近所の野良猫は元気(自分画伯)

 

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