結婚した歳が25歳の時でして。
結婚した相手、所謂「妻」を他人に対してどう言うかと言うのに散々悩みました。
「カミさん」と言うキャラで無し。
「奥さん」ってのもしっくりこず。
「妻」と言うのも板に付かず。
一度、刑事コロンボばりに「ワイフがね」と言ってみたら真に取られまして封印しました。
村上春樹大先生が「連れ合い」と書いていたのを思い出し、そこに落ち着きまして。
で、その連れ合いが先週の22日から24日まで入院し、整形外科の手術を受けました。
(因みに無事に退院しております)
そんなこんなの関係もあって、22日に渋谷に行く用が出来たので、ちょっとウロウロと。
時間はたっぷりあったのですが、この日はまだ膀胱炎が気になっている時でした。
渋谷と言わずあちこち行きたかったのですが、残念です。
JRに見捨てられた感の新南口
降り立った改札は「新南口」です。
湘南新宿ライン開通時に出来た改札口ですが、各路線とホームがだいぶ離れて不便というのがざっくりとした理由だったかと思います。
今年になって湘南新宿ラインのホームは単なる通路になりました。
去年のハロウィンで栃木○○中学と入った特攻服を着た二人組の子が、このホームをウロウロしてハチ公方面の出口を探しておりました。
ふっふっふ…新宿方面の階段から2、300Mくらい歩かないと辿り着かんぜ。
さて、現代に戻ったこの日(10月22日)、コロナの影響もあるのかも知れませんが、人は激減しております。
何時でもそこそこ混んでいるヴェローチェ、ドトール、マクドナルドが閑古鳥。
チャンスセンターのお姉さんも暇を持て余しておりました。
渋谷ストリームに繋がる通りも寂しい感じ
お昼前であり、新南口でもあるので単純には言えませんが、渋谷ストリームに繋がる「渋谷リバーストリート」もこの通り。
「渋谷リバーストリート」なんて洒落てますが、こうなる前は言わずもがな綺麗な川とは言い難く…
川の体も保っていたかどうか。
いまは壁から再生水を流し、水量と流れを保って名に恥じない様子です。
旧東横線の跡地とか…
目的地は渋谷ストリームとは反対側です。
渋谷川から逸れると旧東横線跡地のホームになるようです。
全然読めませんね。
撮り慣れてないとこんなもんです。
と、自分で納得しておきます。
何だかんだ用事も終り、行きには行かなかった所をちょいと冷やかしに。
東横線の線路跡地を利用して造られた「渋谷ブリッジ」に。
手前の広場も撮りたかったのですが、五名ほどの若い女性グループが何やらやっていたので控えました。
建物入り口。
この静けさ…
昼間はこんなものなのか、コロナだからなのか。
中を通って更に先にも行ってみましたが、どこも静かでした。
やはり宵の口にならないと人出も寂しいのでしょう。
代官山まで続いているようですが、この日は膀胱炎も完全では無かったので途中で渋谷駅新南口へ回れ右。
ハチ公方面に足を延ばしてみようと思いましたが、やはり体調が気になりまして。
勇気が出ずに大人しく新南口から湘南新宿ラインに乗りました。
元気があれば…悔やまれます。
ついでに地元の気になるところを
渋谷から戻り、再度連れ合いの入院している病院に向かい、歩いて自宅へ帰ります。
せっかくなので、あまり通らない道を選びました。
子供の頃には道場に通うために通っていた道ですが、館長が亡くなってから道場もいまや跡形もなく。
残った方たちが『どうか残して欲しい』と遺族の方にお願いしたそうですが、道場運営は御免被ると断られたそうです。
館長は剣道好きでありながら自分は未経験と言う方でした。
やはり携わってる方が身内にいないと、反応はドライですね。
さて、住宅街に入り道幅は急激に細くなります。
小ぶりの瀟洒なマンションの前に、似つかわしくない佇まい。
鬱蒼と茂る木々に囲まれています。
がっちり撮る勇気が無くて、ブレました(笑)
玄関から庭にかけては意外に手入れがされているような。
現役では無いはずですが…
柿がなっていて、道路にも落ちた形跡無く。
手入れしてるのか…
現役だとしたら、失礼な事をしてしまった感もあります。
しかし…
こちら。
これは…やはり廃屋ですよね。
ブロック塀が圧巻です。
いまにも崩れそうで恐ろしい…
柿の木に押し出されているのか…
このバランスで保っているのも驚愕です。
中の鉄骨で支えているのでしょうか。
建築当時の職人は、しっかりした仕事をしたと言うか。
崩れて怪我人が出た場合、誰がどうするのやら。
私の周辺も世代交代が進んでおりまして、広大な土地に朽ち掛けている家が何軒かあります。
昔からの住民が多いため、80坪から100坪、あるいはそれ以上の土地もあり、相続税の為か引き継ぐ方もおりません。
そのうち解体されると思うと、いまのうちに見に行って画像に残そうか…とも思いますが、堂々と撮る勇気がなくていけません。
廃墟もですが、解体中の建物を見るのも何故か惹かれます。
夜の廃墟は御免被りたいです(自分画伯)