中学の頃かと思うのですが…
伊集院光のラジオ番組「Oh!デカナイト」で『怪談特集』がありまして。
それがもう怖いのなんの。
本人も創作怪談をする(と言っても公開はほぼしない)ので、何話かは自作ではなかろうか。
そのうち、ネットでも見る「赤いクレヨン」とか「変な間取りがあって開けたら生活感のある部屋が…」「十三階」的なのは、この怪談特集初なのでは無いかと。
赤いクレヨンはいま調べたら、やはり伊集院光さんでした。
変な間取り…については、タイトルも忘れてしまったので謎です。
思い込みかも。
「十三階段」は島田秀平さんアレンジの都市伝説になっているようですね。
『一日一段階段を昇る子供(?)がいて、昇る度に「一段昇って嬉しいな(だったかな)」と声がする。
13段目を昇り切ると自分の部屋が目の前。
14日の夜を怖くて迎える事が出来なくて引っ越す』的な話だったような。
思い込みかも…
夏ってそういう時期でしょ?
私が通っていた高校は曰く付きでして。
毎年必ず誰かが亡くなると言う、過激で不謹慎な噂がありましたが、実際、私が一年生の時も不幸にも真実となりました。
翌年にも同じような事が起こったらお祓いをするつもりだったようですが、私たちで不幸の連鎖も終わりました。
そんな高校時代、私は部活とバンドと、そこそこ青春を謳歌しておりました。
部室には電源が無かったのですが、先祖代々の先輩たちが穴を掘ったり壁に穴を開けたりと苦心をして、校内からリールを引っ張り電ドロをする仕組みを作り上げました。
部室は二階にあったのですが、その根性たるや…さすが我らが先輩だなと。
そんな事がバレたら一大事なので、この事は部員の末代まで箝口令となっておりました。
が、「言っちゃダメ」と言われたら、高校生になっても言ってしまいたくなるアンポンタンがおりまして(私はトンチンカンなので違います)、真下の部室の友人に漏らしてしまいます。
漏らしたアンポンタンに呆れつつも時が経ち、季節は冬に。
ここで話はガラッと変わります。
それから15年ほど経った頃…
…って、すみません。
別に引っ張るほどの事ではなく、オチとしては「…は?」と言う話なのですが、単純な手品ほど仕掛けが複雑な事と同じように、単純な体験ほど前置きが複雑です。
次回(…あんのかい!?)に回します。
さておき、お詫びと言っては何ですが『本当にあった呪いの話』です。
『本当にあった…』と聞くと「おわかりいただけただろうか」のナレーションを思い出す方も多いかと思います。
この映像についてはちっとも怖くない…
いまではYouTubeで気楽に見れますが、出始め当時はありません。
ビデオが主体です。
当時、私は日本橋に通勤しておりました。
その時の後輩に所謂「見ちゃう人」がいました。
こんな身近に本当にいるんだと疑いましたが、本当にいるんですね。
って、なんなんでしょう、上の一文は変ですね。
見ちゃう彼はよく気の利く、冷静で且つ理論的、関係が悪化しても動じない肝の持ち主で、やや潔癖な所がありました。
そんな彼の話です。
『呪いは本当にあるんです。ちょっとビックリしました』
ある晩、彼は母親と「本当にあった呪いのビデオ」を観ていました。
本編前に「見終わった後に呪われても本ビデオは云々」的に、前置きがあります。
本編も半分ほど過ぎた時、小腹の空いた彼はカップラーメンを食べようと、ビデオを止めて台所に行き、お湯を注いでタイマーセット。
さて、再生を再開し本編を見ます。
中々のもんだそうです。
ほうほう。
ふむふむ。
なるほど…
見終わります。
…何も起こらん。
そりゃそうです。
結局は映像なんて作りもの。
…
……
………いや、ちょっと待て。
忘れていないか?
そうカップラーメン!
彼はちょっとおかしいなと思います。
なぜなら、キッチンタイマーを3分にセットし、スタートボタンを確かに押したからです。
鳴った事に気付かなかったか?
そんなことってある?
作ってからだいぶ経ってしまっています。
延び切ったカップラーメンの元に行った彼が目にしたものとは。
まさか…
キッチンタイマーがカウントアップしている…
カウントダウンして然るべきタイマーが、カウントアップして30分を過ぎている。
彼の母親も驚きをもってその現象を確認したとのこと。
タイマーをリセットして、3分に設定したのち再度スタート…再現せず。
何度やっても同じことは起こらなかったそうです。
『本当に呪いってあるんですよ。カップラーメンを一つ無駄にしました』
…爆笑。
こんなこともあったそうな(自分画伯)
女の子と車の中で話していたら、黒い人影が電柱を行ったり来たり。
『あれなんだろう?』と女の子に聞くと、女の子には全く見えず。
そのうち段々と…
となれば怖い話になりますが、いつの間にか消えていたそうです。
実際に遭遇するとそんなもんでしょうね。
恐らく、いままでの人生で何回かそういう経験もしているんじゃなかろうかと。
気付いていないだけで。
ほら、今宵、あなたにも…
お、ちょっとホラーっぽい。
フフフ。