『寝違えてもいないのに、突然首が曲がって痛くて戻せない』とのブログを読みまして。
疲労の蓄積と即座に思いました。
中学一年生の時です。
朝練は全く普通だったのですが、教室に戻り、二時間目の体育が終わった後に異変が。
首を何気なく左に傾けたら戻らなくなりました。
えらいこっちゃです。
先生に訴えた所で保健室に行っても出来る事は何も無し。
部活を休んで母に鍼灸師の所に連れて行ってもらい、針を打ったら即回復。
急激に回復したのでフラフラで、翌日は学校を休みました。
ただ、久し振りにグッスリ寝たという記憶があって、気持ち良かったです。
針は間違えると大変な事になりますが、上手く行くと本当に効果がありますよね。
元立ちはつくづく難しい
中学の頃は難しさの微塵もなかったのですが、大人になると何だか上手く行きません。
日曜日。
この日の子供メインの時間はえらく一般が少なくて。
七段の先生一人。五段の先生一人。
リバ剣三段の方。
一般から始めた三段の方。
リバ剣二段の私。
計5人。
なんたる心細さ。
普段は基本打ちの元立ちだけで、単なる打ち込み台で終わるのですが…
今回はそれで終わらず。
相手の技量、体力に合わせて時間含めて元立ち裁量の稽古にも立たされまして。
難しすぎる。
判断とタイミングが全く分からん…
中学生は当たりも強いので、体当たり毎に踏ん張って押し返すのも一苦労。
そのせいか右腕が痛いです
元立ちが上手くないと掛かり手も疲れるばかりでしょうし、どうせならスッキリ良い打ちがあったと思って貰いたい。
とは思うんですけどね。
そう思うと、バッティングピッチャーとかブルペンキャッチャーは職人ですね。
つくづく。
「仕掛ける」「ゆさぶる」はどうなったか??
攻めの気持ちを押し付けるキャンペーンは終了し、待ち剣にならないようにと、何か仕掛けて揺さぶってみるキャンペーン開催です。
前回の稽古では構えと丹田を意識しすぎて死にました。
思い出したら意識する程度でちょうど良いだろうと、一先ず割り切ります。
揺さぶると言ってもどうするのか分かりません。
が、五段の方とイザ尋常に!
蹲踞から立つと同時に、グイと大胆に出てみる。
裏から巻いて押さえてみる。
ここだ!と面に飛び込んだのですが、相手の竹刀が私の喉の右側に、迎え突き的にグッサリと。
ふぐうっっ!!!
激痛です。
偶発的な事故ではありますが、どうやら間合いが近く、中心の取れた巻きになっていないようです。
その後も小手を切られたり面を割られたり…
ゾンビの如く不屈の精神で挑みましたが、さすがに残機も無くなり良い所なし。
死して屍…
指摘されたのが「綺麗に打たれても無視して打ち切った方が良い」と。
確かに、普段の稽古からそうなのですが、打たれた時に『やられた』と思って、一瞬動作に出てしまうのです。
また、打ち切った後も足が止まり気味でして。
打ち切る事や抜ける事については剣道中毒先生や、先生推しの木鶏剣道総合研究所の動画でも重要さを説いています。
死して屍は無駄死にになってしまいますが、ここだと見定めて捨てきった一撃を放つこと。
気持ちをそこに戻して、捨てきった一刀に繋がるゆさぶりと、構え、呼吸と意識していこうと思います。
昭和少年締めを矯正される
何のこっちゃかと思いますが、面の締め方です。
面垂れが富士山の裾野を描くように面を着けるのが一般的でしたが、私が小学生の頃は、子供は大体「面垂れピョンピョン型」でした。
後頭部から首寄りに紐の結び目が来るようにキッチリ締めるため、面垂れが後方に引っ張られます。
富士山の裾野ではなく、肩に沿う形になるので動くとピョンピョン上下します。
いまの面は柔らかいので跳ねる事はありません。
ですが、昭和の子供感満載で面を着けているのは、ほぼ私だけです。
リバ剣の方でお一人、中学からの拘りの逸品を、面垂れを現代的に加工し直して使い続けている方がいます。
その方が若干『昭和少年締め』寄りですが、昔の面特有の硬さのせいかも知れません。
いままで「俺様オリジナル」的に気にしませんでしたが、着装もそれなりにするべきですね。
なんか首筋がスースーして、気になる…
時に冒頭の首が曲がったままになった話ですが…
部活内では『サボった』扱いになっていました。
当時、剣道部の同級生は三人しかおりません。(一学年350人弱で3人…)
うち一人が「元気に過ごしていた」とか言いやがりまして。
こいつは不確かな事でも思ったことを断言したり、空気が読めなかったりする男でして。
とは言え根が悪いやつでもなく、全く悪気も無いだけに抗議も出来ない点で質が悪いです。
三年生が引退し、私が部長になってからも、悪い方に天然の彼には幾度となく泣かされました。
他にも、関係の薄い女の子の名前を出して「付き合ってるだろ」と言い始めて否定しても聞かない…
あ、剣道に関係なくなってしまった。
一点、私が煙草を吸わないと心に決めたきっかけを作った男でもあるため、その点は感謝しています。
嫌いであっても会うには会えて話も出来る、変な奴です。
学生の頃、剣道部のもう一人の同期から、久し振りに同期で集まろうと声が掛かりまして…
行ってみると例の奴が煙草を吸っていました。
空気が読めないバカ真面目なアイツが…
大事な合同合宿中に初めて「カップ焼きそば」を食べて腹を壊して稽古を休み、私が鬼顧問に謝罪する事になったアイツが…
大事な練習試合当日に『模試があるからいけない』とか言い出しやがり、私を鬼顧問に謝罪させたアイツが…
何と似つかわしくない。
「煙草吸うんだ。意外だな」
の私の言葉に返って来た答えが…!!
「二十歳になったからね」「へ…へぇ…」(自分画伯)
私は他の理由で吸わないと決めていましたが、吸ってみても良いかなとも思っていました。
が、友人知人に理由を聞かれたときに、こいつと同じ理由は御免被る。
と思い、以降、生涯吸わないことを誓いました。
結果、彼には感謝!