なんですね、この気温の乱高下。強風が吹きすさび、気温は高いと思いきや一気に冷える。人間にも堪えますが、もちろん猫にも堪えることでしょう。冬なら冬で、大人しく冬でいて欲しいもんですな。
ここ最近、いくらか調子が良いようです。少し毛の艶も戻ってきたような気もしなくもないような。
あまり餌を食べないのですが、投薬時にペースト状の餌(療養用)をシリンジに入れて食べさせている(というか、口に放り込んでいる)ので、少しは効果もあるようです。
母が多忙で不在の時は、少しすり寄ってくる様子も見せ始めました。娘に良く懐いていて、私にはあまり懐いていないのですが、寂しさ紛れに仕方なしといったところでしょう。それでも動く気力があるのは良いように思います。
こう…たまに様子を見に来たり、投薬時の保定をして、猫の調子が良さそうだと「今日はだいぶ良さそうだね」なんてことを母に言いますが、たまに来る兄弟、親戚が介護状態の老人に会いに来て言う言葉みたいで、なんだか複雑な気分になります。
私の祖母も然り、舅姑の介護に携わっていると、たまに来た親戚や兄弟が「思ったより元気そうで良かった」なんて声を掛けます。もちろん本人の頑張りもありますが、それを主に支えているのは妻(私の祖母の時もそうだった)でもあると思うと、思ったより元気に見えるのは本人の力だけではないんだぜ、なんて思います。会いに来てもらった本人は、泣いて喜んで感謝の言葉をいうんだから呑気なもんです。こっちは泣いて喜んで感謝なんてされたっけ?仕方ないですけれど。
愚痴が混ざりました。
結局、自分もそうなんだよな、なんて思います。猫が元気そうに見えるのは、猫の頑張りと支えている母であるんだと思いながらも、呑気に構えている。
他人事に思っている自分には、いったい何が出来るだろう?誠意とは何か?
かつては防具袋の近くに寄っては毛を擦り付けていた(自分画伯)