8月2日(水)
6時54分
眠れないかと思ったら、グチグチ言っている間に寝ていた。変な夢は見たが気にならない。気温も目が覚めたとき(5時半頃)は、25度まで下がっていた。俺が活動すると上がるようだ。牛乳がダメになったかと思ったらが、まだ大丈夫そうだった。ヨーグルトもいけそうだ。冷凍食品は溶け始めているが、レンチンしてしまえば平気だろう。
スマホのバッテリーが18% に。無くなると何の情報も得られない。飛行機のチケットはどうするか。上司と相談したいのだが、会社のPCから相談できるだろうか?
停電地域が広がり始め、今日中の復旧は見込めないような気がする。電線を地下に埋めてしまえば良いのに。県知事がアレだからダメなのか?みたいな八つ当たりしか出ない。他県の人間が言ったところで。27.8度、81%
7時42分
トイレの水が逆流する兆候がある。ポコポコ音がしている。出来るだけトイレは我慢だ。雨が弱まれば解消されると思うが、いつまで降るかが問題だ。わからない。
スマホの充電のために会社のPCに繋げて良いと上司から許可を得た。と勝手に解釈。少しはマシだ。前日から上司に言われたことではあるが、やはり今日は支社は閉鎖となった。停電なのでリモートワークも何もない。29.1度 81%
11時半頃
上司が、上司の顔が利く支社長と連絡を取ったそうで、支社に避難することに。支社は通電していて、支社長はその立場から一人だけ出社してるとのこと。持つべきものは人脈をもった上司だ。ホテルまで迎えに来てもらう。一応出勤だしと思って普通の格好で出たら、なんと二人とも超ラフな格好だった。逆に変な目で見られた。大嵐のなか、革靴にスラックスって?この中では下っ端なんだし、仕方ない。
支社で全ての電子機器の充電をさせてもらう。エアコンも、もちろんある。助かった。
暫くすると支社長から手伝ってほしいとの依頼。食堂に連れていかれて見れば、一部分がひどく漏水しており、水溜りが幾つか出来ている。床が傷む可能性があるから排水をして欲しいとのこと。もちろんやる。
暫くして上司から手渡されたのは雑巾二枚とバケツ一つ。雑巾二枚?これで?あの広さと量を?なんてとても言えない。今日は清掃スタッフも出社していないので、目ぼしい道具がない。
13時半頃
二人でひたすら雑巾で水を吸い取り、バケツに絞ってを繰り返す。外へ排水したいが、そんなことはもちろん出来ない。外に通じるドアを開けようものなら風で持っていかれて容易に閉まらない。雨が降っていなくても、水滴が量を伴って吹き込んでくることも想像がつく。
四時間近くかけて、ようやく目途がつく。支社長曰く、こんなことは初めてだとのこと。今回もここまで大きな台風と思っていなかったそうだ。
続いて支社長から、ここに泊まって良いと言われる。建築計画時には守衛用を想定していたのか、仮眠ができる部屋が二部屋と、シャワーが二基ついている(急な利用では水しか出ないらしい)。これはお誂えと有難く利用することにする。
猛烈な風と雨で、中々外に出る勇気がない。
21時過ぎ
一度ホテルに戻り、準備をして再び支社に。寝床を掃除する。隅に蜘蛛の巣があり、小型の蜘蛛が獲物を待っている。ウレタンの座布団のようなものを並べ、寝る。肉体労働が利いたのか、すんなり眠りに付く。明け方「ケケケ」という声を聴く。ヤモリにしては鋭く短い。ここは沖縄。知らない生き物が多い。6時過ぎに起きる。蜘蛛は巣ごといなくなっていた。やはりヤモリだろうか。
こんな画像をTwitter(X?)に上げたら、日テレのZIP!からDMでやり取りしたいとのコメントが入る。画像の利用許可と何か一文が欲しかったと思われるが、文字通りその余裕がなかったので無視をした。因みに沖縄には地上波に日テレがない。どうでも良いけど「X」というのは馴染まない。X!叫んでみろX!感じてみろX!みたいな。