【介護】年金の金額をズバッと上げれば良いんだよ、きっと

妻の両親、舅は大病をして、辛うじて寝たきりを防いでいる状態。姑は長年の肥満が祟って足腰が弱まり、歩くのが難儀な状態。という２人を、妻を主として介護をしています。

彼らは気楽なもんで、特に姑は頭がお花畑かというくらい気楽です。加えてお嬢様育ちの変なプライドがあるので、頭よりも心情が優先されて呆れること多々。舅もプライドが高くて頑固ですが、それ故に一人でどうにかしようとする姿勢があります。姑はお嬢様育ちのプライドが非常に厄介。

他人の家庭の介護事情に「施設にいれるなんて言わないで、面倒見てあげて」なんて本人に言っている。向こうには向こうの事情があって、双方納得した形であって、そもそもひとのことを言っている場合かってな感じです。

とは言いながら、介護老人と深く関わってみると、老人にはつくづく生き辛い世の中だなと感じます。老人だけでなく、私を含めた一般庶民にとっても同じことですが。やはり年金ですな。これがどうにも。舅は医療関係に従事していたので、一般の民間企業勤めより年金に上乗せがありますが、そうは言っても贅沢は出来ません。

子育てにもお金が掛かりますが、子供は親の意思と努力である程度の方向性も示せますし、それぞれの環境に子供も合わせる余地があります。幼少時には「よっこいしょ」ってなもんで、一人で持ち上げて移動することも可能だし、成長すれば自分で動き回れる。更に自分で稼いでくれる可能性もなくはない。

老人はお金が掛かる上に、彼らの意思は子と独立したものがありますからね。いままで築いてきたモノが違います。こちらの都合ばかりを押し付けるわけにも行きません。移動の介助も素人一人ではかなり大変。

前にも書きましたが、苦労して生きてきて、自分の生きてきた意味は何ぞや、等など振り返る余裕もないってのは、不幸だなぁなんて思います。ヒトとは何ぞや？

老後は気楽に生きて、自分の来し方行く末に思いを馳せ、答えのない人生の哲学などを考え、気持ちの余裕で気まぐれに若い世代に何かを施して、未来の希望を見せて死にゆけば良いんじゃない？なんて思います。思うように動かない身体を因果と捉える90歳過ぎのご老人の心中や如何に。

働き手が増えなければ年金も増ませんが、多様性を認める世にあって子供が増えるだろうか。と思ってます。そう思っただけで好き勝手に自由に書いてます。自由万歳。

少子化対策のお金を高齢者に振り向ければ良いのにね、なんて気楽に思います。私にも子供が二人（男女）いて、既に成人していますが恋人はいませんし、向こう10年は何もなかろうと思います。いまの生活と趣味が激変、あるいはアニメ的運命の出会いがなければ、ことは変わりますまい。結婚願望が希薄なのは、家庭環境、親（私も含め）の教育にも原因があるかと思います。多分。

そんな不確定要素がたっぷりな未来（子供）に投資するよりも、確定要素が多い未来（高齢者）に投資した方が良いのではなかろうか。競馬と一緒にするのも何ですが、勝てそうな馬の1.2倍と勝てそうにない馬の120倍に単勝10万円（あるいは100万）で馬券するなら、概ね1.2倍でしょ。ローリスクローリターン。

先が分かってる人にお金を出して、大いに使ってもらえば良いじゃないですか。

そうなれば、あるいは高齢者も気持ちが楽になって労働意欲が上がったり、自分の得意を活かす生き方や居場所を見出す方も増えるかも知れない。高齢者元気で留守が良い。そうなりゃこちらも気楽です。この先の生活設計も楽になる。可能性が拡がる。

ふうん、そんな未来があってもいいね、そうだ、僕たち結婚しようか。そうね、結婚しようよ！わたし、子供は野球チームが出来るくらいが良いな。うん、それ良いね！知ってる？「一発貫太くん」って。ふふ、なんか想像すると楽しそう。

乾杯。