今回のタイトル『負ける側の気持ちになる』なんて、強気だと思いませんか?
剣道で負けを知らないと?
そんなことはございません。リバ剣も浅くて弱っちいですからね、偉そうなことは言えません。
これは稽古を見ている時の視点を変えてみようかなという試みです。
如何に攻められているのか
見取り稽古と言って良いのやらですが、他の方の稽古を見ている時は上位の先生や自分より強い方に注目し、どう攻めているかを見ています。
そんな先生方の攻め方を矯めつ眇めつ見て、フムフム…なんていうのは実は分かった振りで、本当は分かっていませんでした。
して、少し見方を変えようと思いまして。
攻め方では無く、攻め込まれ方に注目です。
攻め込まれ方と言っても、双方が私より実力が上では見ていても変化が分かりません。
主観で私と同程度か、以下の方が上位者との稽古の際、どう攻め込まれて打たれているかを見ることにしました。
そんな心持ちで、改めて攻め込まれる側に注目してみると、先生が右に開くと相手が幾らか下がる様子。
右に回る先生に対峙しようとすると、左足を幾らか下げて回るからですかね。『左向け左』のように。
その場で左に回っているようで、幾らか違うようです。相対後に左足を引き付けても下がっていないとは限りませんしね。
そこをすかさず先生がチョロリと詰める。
こうやって自然と揺さぶられるわけですな。フムフム。
最近は左右に開かず下がらずと言う意識だけでいましたが、考えてみれば前進あるのみも馬鹿ですね。
両人セットで見るという視点が足りていませんでした。
お恥ずかしい。
これでようやく一つお利口になったようですよ。
高段者の先生の稽古風景の動画も同じ視点にしてみる
以前「試合の一本集は見ない」と書きましたが、いまも見ません。
あれは旦那、中学生で終わったリバ剣には剣呑ですぜ。変なイメージが付いていけませんや。
稽古風景の動画は参考にしていましたが、振り返るに華麗な打突に目を奪われるばかりでした。結局は一本集と同じ見方をしているわけです。
先生方の攻め方の見事なこと。どうしたらああも相手が隙だらけになりますかね。
そのイメージを持ったところで、攻め方がなってなければ張りぼてです。
これも同じく攻め込まれる方にも注目して見ることにします。
単純に「攻める=猪突猛進」になっていたんだなと、つくづく思います。
そりゃ体に力も入るし中途半端なフェイントが入った変な打突もしてしまうわけです。
左右に回られた際の対応、こう攻められたらどう捌くか、と言うのも考えろってことですな。
バクシン!バクシーン!とは、ウマ娘のネタです(自分画伯)
変なスランプから抜け出せそうな予感。