28km付近からあからさまにペースが落ち始めます。
上げようとしても上がらない。
歩くと再び走るのは難しいのですが、エイド欲しさに歩いてしまいます。
トマトベリーは最高だ!
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中々のお値段ですね。流石です。
ここからは次の給水間までは走り、エイドや給水時には歩くと決めます。
途中「サラリーマン頑張れ~」の声が耳に入ります。
本当にサラリーマンのコスプレの方が走っていました。
片手に鞄のスタイル。
鞄にもシャツにもゼッケン。
サングラスにサラリーマンスタイル、しかもコートまで着て走る姿…実力者に違いありません。
サラリーマンの方と暫く並走。
エイドのテーブルでミカンを頂きました。
これはトマトベリーを超える美味!
隣でサラリーマンコスプレの方が「おお!」と歓喜の声と共に上体が仰け反る。
私はサラリーマンとしてもランナーとしても、この反応にはとても共感しました。
サラリーマン氏が仰け反らなければ、きっと私が仰け反っていたに違いありません。
と言って、それだけの余裕はありませんでしたが。
東浦和駅に向かう31km地点で、完全に足が止まります。
何だか内臓にも鈍い痛みを感じはじめました。
こう言うことか…と、30km過ぎの恐ろしさを実感しました。
近くの女性が、ウォーキング的に進んでいくのをお手本に、とにかく早歩きは保とうと試みます。
ところが、一度腕を下に下げたせいか、肘を曲げようとしても右肘が痛くて曲がりません。
ややDNFが頭を過りますが、まだ十万石まんじゅうも舟和の芋羊羹も頂いていません。
…確かフルマラソンへの意気込みも、DNFは云々と偉そうな事を書いていましたね。
断固、十万石まんじゅうと舟和の芋羊羹は頂きます。
走り続けるのはそのためだけです。
早歩きの勢いを借りて走ったり歩いたりを繰り返し、ちょいちょいミカンに助けられ、難所の新浦和橋を目の前に…
ですが、既に歩いてしまっている状態では、難所も単なる坂道でしかありません。
壁と恐れおののく事もなく、ポテポテと歩いて上り、脚への負荷を耐えつつ勢いに任せて走って下ります。
17号に入るとまたもや大声援。
埼玉りそな銀行の方たちです。ありがたいです。
次回以降もスポンサーをお願いします。
舟和と十万石はどこだ…?
またも続。
棟方志功大先生作