左手の親指の付け根から手首にかけて、どうしたやら痛みがあります。程度で言えば痛みで苛々するくらい。右手ならよく使うので腱鞘炎と思えますが、左なので謎です。
これを勢いに左をあまり使わないために、本格的に二刀になろうか?なんて目論んでおりますが、やはり四段になるまで控えます。
それを言われてしまうと
先日、一般で始めてすっかりご無沙汰になった方と話す機会がありまして、曰く辞めようと思うと。
その理由が「剣道の目的が分からない」とのことでした。
「分からなくなった」と言うのは聞いたことがありますし、私とて話せることもなくもありませんが「分からない」と言われてしまうと何とも返す言葉がありません。
一般から始めたので対外試合に出る可能性は低く、と言って稽古に勝ち負けはありません。
段位にも魅力が見いだせず。
己に力を求めて強さを誇示しようにも、強いの意味は単純に勝つことでも無く、とにかく打突すれば良いと言うものでも無く。
言ってしまえば竹棒を振って何になる?みたいな心境なのでしょう。
スポーツと思って眺めれば、剣道は確かに明確な違いがあるなと改めて感じます。
竹刀を持って構えることを始め、剣道の基本動作は日常生活でも子供からの成長過程でも、関係が無い故に全部がほぼ初めての経験にのため、動きづらいやら慣れるまで時間が掛かるやら。
道場、剣友会に拠っては一般同士も先生然としていて近寄りがたい感じもあり、怒られることもあるでしょうし。
対峙する相手にただ勝てば良い物でも無く、誰と競いあうで無し、ひたすら己と向き合って、理想形を追い求めるとなれば、一体何のためにやってるんだろうと思う気持ちも分かります。
私は過去の経験があり、タイミングもあったのでスンナリと剣道に戻りましたが、全くの初心者なら環境が許しても、果たして剣道を選んであろうか。そもそも剣道を思い浮かべただろうか。
何故、敢えて剣道なのか?剣道の魅力とは?剣道を続けて良かった事とは?と聞かれると弱いです。
初心者だった頃は遠い過去のことであり、子供の頃に辛かった事の方が多過ぎた上に、心がマシーンと化していたのもあるからかも知れません。
ただ、何やかんやと続いていまになってようやく感じ始めたことはあります。
過去を経ていまに感じ始めた事なので、一般初心者の方や子供に説明するのは難しいのですが、いつか何かしら伝えられるような剣道が出来れば良いなと思っています。
ちょっと理想が過ぎますね。思う程度では弱いでしょうな。
剣道ではこんなことにはなりません(自分画伯)
同地域の別団体は、鬼滅の刃効果で新規入会者が40名だそうな。
40名とは凄まじい。
場所の確保も大変だろうと思いますが、指導者も大変でしょう。
それが低学年ばかりとしたら…羨ましくも恐ろしい。
何にしても続けて貰えれば剣道界にも良い事ですな。