さいとう・たかを大先生が亡くなられました。
私が愛読する「ゴルゴ13」は、早くからプロダクションとして作成しているので連載が終わることはありませんが、しょんぼりです。
さて、ここで唐突に『ゴルゴ13』の記憶に残ったエピソードを、漫画を読み返さず(実家にあるので手近にない)、検索せずに脳に残った記憶のみで絞り出したいと思います。
私の脳の容量はスポンジボブのパトリック並みなので大した事はありません。
意外と知られていないネタがあるぞとご存知の方は、哀悼の意と共にブックマークコメントでも通常コメントでも自由に記載いただければ。
背後に立った相手を殴ったのは一回だけ
一巻で娼婦に対して殴り、あっさり逮捕されて刑務所に入りました。
この一度だけ(なはず)です。
星一徹のちゃぶ台返しはアニメのエンディングでしか登場しないと同じくらい有名かと思います。
最初はペラペラしゃべってた
一巻の最初は表情も豊かで、二巻の最初くらいまでは良くしゃべっていた(はず)。
そのうち「周りの登場人物が勝手に語り始めた」(先生談)そうで、現在の寡黙なテロリストとなります。
この辺りも上記同様、改めてでも無いですね。
お金以外で依頼を受けた
ゴルゴに依頼するお金が無い少年が、殺される事を覚悟でしつこくゴルゴに付き纏い、殺されたことで命と引き換えに本懐を達すると言う話がありました(はず)。
依頼の仕方とその覚悟もメロドラマでは無い所が名作です。
ここでは「ラビットハートを持つことは強さだ」みたいな名言を残しています。
「虎のように強いと強さを過信して命を縮める」「うさぎのように臆病だからいまがある」だったかな…
こんなうろ覚えで書いていると、名言のありがたみがないですね。検索すれば正しい言葉が出るかと思います。
ツエツエバエに刺されて生死を彷徨う
ゴルゴはそこそこ敵の罠に落ちるので自らの命を脅かしておりますが「ツエツエバエ」が印象的です。
ツエツエバエという、何だそりゃ的な昆虫が登場する辺り、ゴルゴですね。
仕事を失敗して自腹で完遂した
失敗も何度かあるとは思うのですが、依頼人関係者のリークやターゲットの罠以外で失敗し、しかも報復以外で依頼人に再び会って、更には自腹で完遂するのは一度だけのように思います。
殺しの対象者が超能力者(的な能力の持ち主)に守られていて、超能力者がゴルゴの気配を全て読み、ターゲットへの狙撃を外すと言う驚愕の設定です。
最終的に完遂しましたが、この方法もさすがのゴルゴと言った方法。
検索すれば…ちょっと地味な話なので、もしかしたら出ないかも知れません。
名探偵ゴルゴ13
大雪のホテルに缶詰めになり、自分の仕事以外で殺人が起き、警察に疑われる前に自らの推理で犯人を見つけ出した…と言った話だった気がします。
結局、警察に追われたのかも。
どうだっけ?
自分画伯のゴルゴ13あれこれ。
目が難しくて、細すぎても黒目が小さすぎてもダメと言う(自分画伯)
ゴルゴ13はどこから切っても金太郎飴の如く話に大きな変化はありません。
テロリストなので勧善懲悪ではありませんが、私腹を肥やしてあれやこれやとのさばる腹黒い輩を、確実に追い詰めると言うのは愉快と言ってもよろしいかと思います。
まあゴルゴ13に依頼している側も概ね悪ではありますが。
プロレスで言えばヒール対ヒール。
ウィル・オスプレイ対ジェイ・ホワイトと言ったイメージでしょうか。
この場合、個人的にはジェイ・ホワイトがより悪い方になります。
さいとうプロには他にも「鬼平犯科帳」もあります。
どこでも手軽に手に入る一冊。
秋の夜長にいかがでしょう?