あっと言う間に陽が短くなり、あっと言う間に寒暖差も激しくなり…
今年は夏の始まりも遅く、終りもあっけなかったような気がしています。
北海道にいた時も夏の短さを感じました。
30度を超える日は数える程度で湿度も低いとは言え、北海道なりの暑さはあります。
子供と一緒に「マクドナルドで涼んでいこう」なんて事になり、お店に入るとむしろ暑いなんてことも。
エアコンの温度が28度で固定されているためです。
外が28度で湿度の低い暑さに対し、店内は湿度のある暑さ。
幾らなんでも融通利かせたって良かろうにと思いました。
当時から8年位は経っているので、いまはいまなりにはなっていると思いますが…
やはり気持ちの押し付けは良い事なんてありゃしない
マエケン体操に腹筋を意識し、上虚で理想の構えをイメージ…
準備は上々です。
一般になってから始めた方、お二人と稽古をしました。
共に三段です。
私にとっては三段突破の目安となる方々です。
お二人とも面が基本に忠実で、とにかく真っ直ぐで力強い。
打突の速さが無くても重い。
相面で打突が割られます。
ではスピード勝負にと挑んでも割られます。
タイミングをずらそうにも、何故か割られます。
嫌になって体をやや横に出して横面打ってしまいました(笑)
これは反省ですね。
相手の方が言うには私の面も当たっているとの事ですが、自分自身の感覚では相手に乗るとか、先に面を割っているとか、確固たる手応えがありません。
そうなってくると焦るばかりです。
力まない事は意識していましたが、単調な攻めばかり。
この単調な感じの攻めは、先生方を相手にしても同様で、良い所が全くありません。
そこで改めて感じました。
やはり『攻めの気持ちで攻めてばかりは良いことは無い』
更に、あからさまに攻める事を続けると、この思考が癖になる恐れが出始めました。
自分の意識の事とは言え、単純頭なので刷り込まれてはいけません。
今回で『気持ちの押し付け&押売り』は卒業です。
気持ちを拗らせた中年オヤジは、ようやく気付いたのです。
溜める事で攻めに変化を
「やはり溜めが出来んといかんな…」と思っていたら、またも剣道中毒先生のメルマガとテーマと重なる事に。
ありがたや…
三段の方々と稽古して感じたのは『引き出しているつもりで引き出されている』事です。
「とにかく攻めて面」を意識していました。
出鼻的に打って出るのも、乗る事を狙うのも、確かに相手が先に動いています。
客観的には見れていないので分かりませんが、竹刀を割られている事で私が不利に見えると思われます。
先に仕掛けておりますが、綺麗に旗が三本は上がりますまい。
この点は剣道中毒先生のメルマガに詳しいです。
正にそう言うことだなと。
しかし、頭で分かっても呼吸法同様、すぐに身に着くとも思えません。
攻めの気持ちばかりでは、攻めそのものが単調でした。
溜めることで変化を付けようと思います。
しかし溜めが『待ち』であったり『居着き』に繋がっては逆戻りです。
溜める事で攻めに変化を持たせようとすれば、相手を揺さぶる事に繋がるように思います。
そこで次の稽古は「攻めて揺さぶる」で行こうと思います。
『揺さぶる』方法が何かは分かりませんが、何かやってみます。
『揺さぶる事が出来るような何か』を試すことで『溜め』の感覚を掴む事を狙います。
シャ…シャアか!?(自分画伯)
…面を被せた方が良かったかな
こんな事を誰かに言われたいもんですな。
時に「押して駄目なら引いてみろ」とは良く言ったものですね。
語源が何かは分かりませんが、剣道の考えも良くできたもんだなと感心します。
上から目線ではありますが。
恋愛上手になりたい方、剣道をお勧めします。
なんつって。