人生何でも二刀流!

恥もせずに25年振りに剣道復帰。中年のボテ腹抱えてヨタヨタランニング。下手な競馬。痩せない言い訳ダイエット。いまさら自分の性格を持て余し、適応障害になるやら癌になるやら。自分に甘くとことんぬるい、人生に行き迷う私とあなたのブログです。

【癌・胃潰瘍】胃の検査。胃カメラは鼻からか?口からか?

胃が悪い。


これは最近の事ではなく、10年近く前から胃の上部が荒れていると診断はされておりました。

 

四年前の健診で、ついに「再検査」を命じられ、地元の病院に検査に行ったのが、胃カメラを飲んだ最初です。

検査の結果は『胃潰瘍』で、ピロリ菌の除菌をしました。

 

その時は「口か?鼻か?」の選択が可能で、医師の勧めで鼻からカメラを入れています。

癌も経験しているので、以降は医師の指示に従い健診毎に胃カメラを飲んでいます。

会社の健診指定病院には、口から入れる胃カメラしかありません。

 

鼻と口、両方を経験している立場から、せっかくなので鼻と口の胃カメラの勝敗でも点けてみようと思います。

 

 

勝敗は剣道式に旗の数で決めます。
開始の合図はフェンシングで行きましょう。

 

エドプレ?
アレ!

 

 

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■麻酔


胃を洗浄する液体が渡され、局所麻酔が施されます。
注射ではなく、それぞれ液体です。


・口からの胃カメラ(麻酔編)

胃洗浄の液体を飲みます。
すこぶる不味いです。

 

こんなに不味かったかな?と疑いますが、不味いです。
『こういう液体は全てポカリ味』と油断していると衝撃で気絶します。

 

次に凍らせた麻酔薬が渡され、こちらを口に含みます。
甘さ7割、苦味3割くらいでしょうか。

 

これを口の中で溶かしますが、唾液は飲み込みません。
椅子の背にもたれ、頭をやや後傾にし、喉の奥に溜めます
2分間。

 

難しい…
絶対、ちょっと飲んでしまいます。

 

ちょっと飲んだ量がどれくらいか。
これが後の検査の明暗を分けます。

 

2分後にゆっくり飲み込み、次いで喉の奥に麻酔スプレーの噴霧があります。
(今年はコロナ対策として、液体を針無し注射器で喉奥に注入されました)
これは苦いです。

しばらくすると何となく舌全体が痺れてきます。

 

お!今回は楽かも♪

なんて、毎回儚い希望を抱きます。

 

そう毎回。

 

 


・鼻からの胃カメラ(麻酔編)

胃洗浄の液を飲みます。
記憶に薄いですが、味は前述と変わらなかったと思います。

 

鼻の穴に局所麻酔の液体が入ります。
鼻を吸わずにじっとします。
喉に液体が回ります。
苦いです。

 

検査前に追加の麻酔がありますが、効果が出るまで待機するとかは無かった記憶があります。

 

これで本当に効いてるの???

 


判定:鼻からの胃カメラ
内訳:旗一本(主審:鼻 副審1:判断出来ず 副審2:判断出来ず)

 

口の場合はコツがいるので、より簡単な鼻が勝利
しかし、鼻の場合は不安が残る

 

 


■胃カメラの機能と大きさ

 

・口から胃カメラ(機能編)

 

見た目、ちょっと引く感じに太いです。
うわ…これか…??的に。

 

茹でうどん三本弱くらいの結束感(シマダヤ比べ)

検体や気になる物(ポリープ)を取る、焼き切る事が出来ます

 


・鼻から胃カメラ(機能編)

 

見た目は、鼻でも結構太いな…と言う感じです。
マイクロ位をイメージしているとやられます。

 

茹でうどん一本弱くらいの太さ(シマダヤ比べ)

検体や気になる物(ポリープ)があっても何も出来ません。
(※4年前当時)

 


判定:口から胃カメラ
内訳:旗二本(主審:口 副審1:口 副審2:鼻)

 

太さはともかく、何かあったらその場での対応が良いと思う。

 

 

 

■検査

 

・口から胃カメラ(検査編)

 

口からの障害は二か所あります。

 

第一の障害は口蓋垂です。
触れると「おえっ」の例の奴です。

 

挿入時は触れませんが、通過時には触れます。
「おえっ」となりますが、胃が空っぽで麻酔もあるので、ひどくはありません。

 

第二の障害は食道です。

 

食道の一番細い所は自助による嚥下も必要となります。
医師からも「飲んでくださいね~」と促されます。

 

見た目がシマダヤの茹でうどん二本分でも、口の中の感覚はコシも太さも武蔵野うどん四本分です。

 

しかし実際はただの鉄。
硬い!飲めない!
身体が猛烈に拒絶反応を起こします。

 

ですが、さっさと飲まないと先に進まないうえに医者先生の機嫌を損ねかねず、最悪は検査中止になります(事前に言われます)ので、体中から冷や汗を出しつつゴクッとやります。

 

お!兄さん、良い飲みっぷりだね!

 


・鼻から胃カメラ(検査編)

 

口からの口蓋垂は裏から回るので、楽です。
幾らか戻しそうになりますが、口からに比べると天と地です。
もちろん、こちらが天です。

 

食道通過は苦しいには苦しいです。
体中から汗が出るには変わりません。
ですがカメラ自体が細いため、ゴクッとやるにもまだマシです。

 

「まだマシ」な程度ではありますが。

 


判定:鼻から胃カメラ
内訳:旗三本(文句なし)

 

 

 

■検査後

 


・口から胃カメラ(検査後編)

 

涙とよだれがダラダラ出ています。
検査中、飲み込むのは禁止なので垂れ流しです。

 

マウスピースを外し、口の周りを拭き、その場で所見を聞いて終了です。
麻酔をしたので30分から40分程度、飲食禁止と言われます。

 

終わってしまえば心はウッキウキです。
体はヘロヘロです。

 

 

・鼻から胃カメラ(検査後編)

 

涙とよだれがダラダラ出ています。
検査中、飲み込むのは禁止なので垂れ流しは口から胃カメラと同じです。

 

加えて鼻水も出ます。
麻酔が鼻なので、感覚無しにダラダラと。

 

カメラが抜けた後は鼻をかんで、鼻の中の麻酔を出します。
所見を聞いて終了。

 

…これだけ?

鼻をかむだけで麻酔が排出されるとお思いか?
当然、麻酔は切れていない。

 

ぐったぐたで診察室を出ます。
ボンヤリしています。

 

周りの視線を何となく感じます。
隣の人が、ちょっと避けます。

 

何故か?
あなたの鼻から鼻水が垂れ流しになっているからさ。

 


麻酔がいまから効いたのかと思うくらい、ダラダラ出ます。
しかも自分では気付かずに。

 

大量のティッシュは持ち歩けないので、厚手のタオルは必須です。
持って来いと指示されると思いますが、指示が無ければお忘れなく。
ハッキリ言って、バスタオル級があった方が安心です。

 


判定:口から胃カメラ
内訳:旗二本(主審:口 副審1:口に上げかけて無効 副審2:鼻に上げかけて口)

 

解放感と事後の気楽さは圧倒的に口。
苦しんだだけの事はある。
ただ苦しさを伴っているので三本は上がらない。

 

 

■判定


おや、ここまで引き分けですね。
判定に委ねましょう。


判定!

『鼻から胃カメラ』

 

やはり挿入から食道の通過は圧倒的に口からが苦しいです。

 

ですが、実際の検査は、口だろうと鼻だろうと苦しさは変わりません。

 

胃の中の液体(洗浄液や麻酔)を吸い出し、グルグルカメラを動かし、次にブウブウ空気を入れます。

 

空気注入がが苦しすぎます。

バリウム前に飲む発泡剤の100倍と推定します。

 

少しずつゲップで出して良いと言われる時と我慢しろと言われる時があります。
どっちにしても無理なことです。

 

終わる時は吸い出してくれて、スッキリはするんですけどね。

 


昔、長いうどんを提供する店があり、食す人は噛み切らずに口の中でモグモグしつつ麺を送り続けるか、概ね飲むと言うのが日常と言うのをテレビで見ました。

 

本場の讃岐うどんって、そもそもそんな感じのようですね。
やたら長いと聞きました。

 

であるなら香川県民は強いかも!?
…なわけないか。

 


来年もこれか…
と言うか、永遠にこれか…
提携の健診センターが、鼻からの胃カメラを導入してくれる事を願います。

 

 

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事前に「うなづくな」「声を出すな」と言われていたのに「ピロリ菌の除菌はしたんですよね?」とか聞かれる。そばの看護士さんが全力で止める(自分画伯)

 


今度は癌検査の「PET検査編」でも書こうかと。
あれはあれで辛い検査です。

 

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