プロ野球の開幕は6月19日に決まったようですね。
ようやく、我が巨人軍の応援が出来るかと思うと楽しみです。
そんなに熱心かと言うとそこまでではありませんが、勝ってくれると嬉しいです。
そんな野球ですが、結構前にロボット審判の話題がありました。
スタンド側にあるカメラでストライクゾーンを捉え、ストライクとボールの判定をするとか。
物事が進化して、より正確にジャッジされるのは良い事なのかも知れませんが、時代に逆行してでも、ロボット審判は止めて欲しいなと思います。
ピッチャーの技術・キャッチャー技術・審判の魅せ方
アウトローに切れるボール(スライダーとか)は、バッターも手が出しずらく、やや外れても審判からもストライクに見えるそうで、この時のストライクのコールは、バッターも『やむなし』と思うそうです。
本来ボールであるのだから「ボール」でも仕方ないのですが、狙って投げてもいるかと思うんです。
素人考えですが。
それがあっさりボール判定と言うのも、見応えないかなぁと。
三振時の審判のダイナミックなコールも、ロボットの判断があった後となると、何となく興ざめです。
そしてキャッチャーのこの技術。
ボールがストライクに変わる。
【MLB】フレーミング・世界トップ8 ~MLB Best Framing~
分かりやすかったために動画はMLBですが、
日本のプロ野球とて負けていません。
【抜群のフレーミングセンス】阪神 坂本誠志郎 キャッチング集
阪神タイガース…むむむ
こういう技術は知恵と工夫の技術であって、これを見て「ずるい」と思う方は少ないかと推測します。
画像の通りタイガースのキャッチャーがこの技術に長けていても、私は「むむ」と唸るだけです。
が、同時にジャイアンツのキャッチャー陣を心の中で激励します。
激励と言うより…罵声に近いかも
選手にとっては正確なジャッジは大切な事だとは思いますが、反面、こういった技術諸々がロボット審判になった際にどうなるか。
単調に良い悪いだけを判断されると、詰まらないなと思います。
剣道の判定
勝負の勝ち負けだけで見れば、剣道はとても分かりづらいです。
試合をしている本人でさえ「え?今のが?」と、勝っても負けても思う時があります。
韓国ではビデオ判定が導入されているのは有名です。
抗議して、外れていれば判定も覆るんでしょうか。
あれはコムドだから良いのか、と少々皮肉って捉えてみたり。
剣道は真剣勝負から派生している事を思えば、
当たり外れだけでは捉えられないだろうと思います。
ではフェンシングだって元は真剣勝負なんだから、そこはどうなんだとなると、決闘や戦場での振る舞いの違いだったりするのかなと。
百年戦争辺りでは、決闘では負けを認めれば許され、戦場では貴族系は殺さず捕虜にするのが主流だったようです。
身分が高ければ身代金が入るため、捕虜としての扱いも相応だったとか。
日本ではそう言う駆け引きのイメージよりも
「その決意、承った」と言った感じで「礼儀に則りきっちり殺す」ようなイメージが強くあります。
騎士道と武士道の何たるかは分かりませんが、
西洋では「命」を重んじ、日本は「決意」を重んじる…と考えます。
単純に言えばどちらも命を賭して「正々堂々と勝負する」と言う表現になるかと思いますが、その中身が「決意し挑む事を命より重いと受け止め、決意を蔑ろにしない姿勢として死を以て礼儀とする」ような事であれば、日本人以外にはクレイジーでしょう。
と言ってもこれは私の解釈なので、私がクレイジーなのかも知れませんが…
そんなこんな考えると、剣道は完全なるスポーツ化は難しいですし、オリンピックの種目も無い方が平和かなと。
ビデオ判定は、世界中で大相撲が一番最初に導入した説(横綱大鵬と前頭筆頭戸田の一番が切っ掛け)があります。
剣道と言う謎多き世界に対しては、それが進化を止めたとしても、判定には審判を是として揺るぎなしでいて欲しいと思います。
時に、球審の方の三振アウトのポーズ。
先輩審判にポーズを見て貰って、良いかどうか決めて貰うらしいですね。
この人間ドラマ、ロボット審判には分かるまいて…(自分画伯)