人生何でも二刀流!

恥もせずに25年振りに剣道復帰。中年のボテ腹抱えてヨタヨタランニング。下手な競馬。痩せない言い訳ダイエット。いまさら自分の性格を持て余し、適応障害になるやら癌になるやら。自分に甘くとことんぬるい、人生に行き迷う私とあなたのブログです。

【剣道】試合で負けない事は意外と簡単!?

剣道で勝つのはもちろん難しいですが、

勝とうと挑んでいる分、負けるのも難しいと思います。

わざと負けるのは難しい

 

では引き分けは…と言うと、結構狙うのは可能です。中学生くらいまでなら。

そう、負けない事とは引き分けです。

 

小学一年生から始めた剣道は、

紆余曲折を経て五年生でレギュラーとなりました。

補欠とレギュラー組の稽古は月曜から土曜日まで毎日あり、

日曜日も遠征だの試合だのとあるので、正直なりたくなかったのが本心です。

 

気持ちが中途半端なので勝率は安定しません。

勝ったり負けたりで安定しない私は、団体戦では不動の副将となりました。

先鋒、次鋒、中堅では役に足りず、大将戦にも不向き。

副将に据え置かれた私は「絶対に負けるな」が使命でした。

 

「負けるな」=「勝たなくても良い」

 

こう判断した私が、考えた結果で取った戦法は、以下です。

 

・とにかく止まらず、剣先を合わせないようし、相手にリズムを作らせない

・返されず、出鼻も無い微妙な位置で打ち込んで、攻めの姿勢を審判にアピール

・鍔迫り合いは容易に離れず、注意が来る直前まで時間稼ぎ。

・たまに離れる振りをして、相手が離れてくれない事を審判に暗にアピール

・引き技を打ち、追いかけて来る相手をすぐに迎えて鍔迫り合い

・竹刀が相手に刺さった、挟まった振りして、相手の打突を消す

 (わざと相手の竹刀を脇に挟むようなことはしない)

 

とまあ、これだけやれば判定の場合は確実に私に旗が上がります。

判定が無くても、大概は負けません。引き分けです。

一本取っても深追いせず、逃げ切る事も徹底しました。

 

さて、これが剣道と言えるかと言えば、大いに疑問です。
チームのためと言えば聞こえも良いですが、
振り返ると、私は最初から剣道の試合をする姿勢では無かったなと。
なので強者であったり、剣道をやろうとする人ほど、
私はやりづらかったと思います。


かようにして負けない剣道は簡単です。

 

しかしこう言う癖がついたために、中学では入部してすぐにスランプに。

そのまま中学で辞めました。

真の意味での基礎が出来ていなかったんだなと、いまは思います。

そしていまになって癖が抜けずに苦労しています。

一般の中で、一人だけ剣道のスタイルが中学っぽい(笑)

 

もちろん個人戦はからきしです。進めても三回戦程度。

延長戦があれば逃げ切れるもんでもありません。

負けないけど勝てない

 

これをいまの剣友会の子供に、とても教えるわけにはいかない

ですが試合運びをみていると、

少しだけズルくなればもっと勝てるのに…なんてことは思います。

口にはしません。

 

変な剣道を身に付けてしまったとは言え、

当時の自由にやらせてくれて、指導してくれたコーチの方達には感謝です。

コーチだけは転がすことも、無駄に叩く事もしませんでした。

(壁には飛ばされましたが…)

 

団体では日本武道館に三回は行ったので、

多分一回くらいは全国大会だったのではと思います。

大会がありすぎて、何が何やら分かっていなかったので確信はありませんが…

 

コーチは二名で、どちらも若手の方でした。

館長の部下の方だったのか…

館長(剣道好きだけど本人はやらない)が、勝利至上主義で従うより他ないとは言え、

よくまあ毎日指導をしてくれていたことです。

仕事もありましたし、日曜日もほぼ無いんですから。

たまに「手当も出やしねえ」とこぼしていました。小学生相手に(笑)

 

…お察しします。

 

 

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