術後から一日入院すれば、すぐに退院です。
私の場合は大人しくしてる分には、痛みも弱い程度なので病床を空けるためにもさっさか退院となりました。
二週間だったか一ヶ月後だったか…PET検査で転移の有無を調べることになります。
家族には担当医から、血液検査で転移の示す数値は無いから、恐らく転移は無いだろうとあったそうですが、私は恐らく転移はしていると思っていました。
転移の早い精巣癌を放置していたことと、何より血液検査の結果は少々信用していませんでした。
なぜなら、癌の兆候が現れる半月前に受けた定期検診で、血液検査は異常がなかったからです。
癌の転移を疑っていたので、ゆっくり休んで養生している訳にはいきません。
有給休暇は多く残すに越したことはありません(笑)
とは言え、起き上がるのも一苦労。
木曜日が退院だったの事もあるので、日曜日まで休み、週明けから出勤しました。
この時には普通に歩くには問題なく、難儀は席から立ちあがる事、座る事、くしゃみと咳でした。
PET検査の時には日常生活は問題なく送れるようになっていました。
点滴で薬剤を入れ、1時間安静です。
安静とは本当に安静で、本を読む、スマホを見るという視覚を使うことも禁止です。
ひたすらじっと一時間耐えたあとは、検査室に入り、台に寝かされます。
こちらも動かないように、がっちり拘束されます。
これで更に30分…中々苦しい検査です。
翌週、検査結果を聞きに行くと、案の定、転移していました。
後腹膜リンパ節への転移という事で、その場でBEP療法と言う抗癌剤治療の説明を受けました。
多分転移してるだろうとは思っていたので、不謹慎ながら『癌になるほどストレスだったプロジェクトから外れる』事は、少しラッキーに感じていました。
次は「抗癌剤の副作用」です。