竹刀を巻かれる、担がれる…と言う攻められ方をされるのが苦手です。
一時期、剣道は見るのも嫌だと言う時期がありまして、その頃はフェンシングをやっていました。
剣道が「先の先」「先の後」なら、フェンシングは「後の後」と、手引き書で読んだ記憶があります。
剣道は先を掛けて攻める、先を掛けて相手を動かす事かと考えます。
フェンシングは先に攻めた方にアタック権があり、その剣を払うとアタック権が移ります。
相手のアタックを受けて攻め返す…先を仕掛けるより、後で返す。
このアタック権の奪い合いがフェンシングとなります。
余談ですが、剣道の出鼻技を敢えてカウンターと捉えると、フェンシングの場合のカウンター(コントルアタック)は戦略的に有効ですが、剣を払わない分、少々イメージが悪いです。
同時突きの場合は、コントルアタック側の負け(エペ以外)となります。
このフェンシングの攻防が身に付きながら、剣道の体捌きが根にあるのがウィークポイントでして…
竹刀を巻かれる、あるいは小手側に担がれると、竹刀を小手側に倒して居ついてしまうんです。
当然、面ががら空き。
しかし、体は『下がってはいけない』事が身に染み付いているので、相手の面を首で避け…大体、肩にアザを作ります(笑)
どうにもフェンシングで攻め込まれた時の剣の捌き方をしてしまうのですが、相手は竹刀なので捌ける訳も無く。
私のクセを知ってる方は、必ずこれを仕掛けて来ます。
が、小手を打ってくる方には小手返し面が良く決まります。
大人になって初めて小手返し面が得意になりました(笑)
巻かれたり担がれたら、グッと踏み込めば良いのでしょうけど…
どうしたものか。
一時期、フェンシングのクセを昇華して剣道の技に変えようかと思いましたが、共通する動きが無いので駄目でした。
「突く」と言う点では、諸手突きは基本打ちの稽古の時には外さないのでモノになりそうなのですが…
私の剣道は中学で一度終わっているので、実戦で放った事がありません(笑)
基本打ちでも滅多にやらないので、実戦では余りに怖くて…放った時も、その後も。
当然、先生方との稽古じゃとてもとても。
色んな意味で突きを放てる神経の太さが欲しいです。
そして「巻かれる」「担がれる」が来たら、とりあえず体を突っ込むようにしてみます。
…合ってんのかな(笑)
たまたま見つけたので、フェンシングの防御ポジションのイメージを参考まで。
Sixteのポジションがクセになってまして…
綺麗に返れば見事な小手返し面になるのですが、同じ所属の会の方には概ね通じなくなりました(苦笑)